一般内科|神大寺ホームケアクリニック|横浜市神奈川区の一般内科・訪問診療

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一般内科

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内科について

一般内科では、日常生活の中で比較的遭遇しやすい急性症状や慢性疾患の継続的な治療とコントロールを行っています。また、専門的な高度医療が必要な場合は、専門の医療機関へご紹介し、適切な治療を受けていただけるよう努めています。

内科の主な病気

かぜ

鼻やのどの感染症で、原因となる病原体は主にウイルスです。咳、鼻水、のどの痛み、発熱などを起こしますが、インフルエンザに比べると症状が軽い傾向があります。

ほとんどの場合は数日で改善していきますが、高齢者の方や持病を持つ方では気管支炎や肺炎、脱水につながることがあります。症状が強くなったり、長く続く場合には早めに受診してください。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスによって起こる感染症です。12月から3月にかけて流行します。免疫力が低下していると気管支炎や肺炎などを起こしやすく、脳症など重篤な合併症を起こすこともあります。急に高熱が出た場合には早めに受診して適切な治療を受け、安静に過ごしてください。

また、インフルエンザワクチンは感染を完全に抑える効果はありませんが、発病や重症化予防には大変有効です。厚生労働省の報告によると、インフルエンザワクチンは、高齢者福祉施設に入所している65歳以上の高齢者において、34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があります。流行前のワクチン接種をお勧めいたします。

花粉症

スギやヒノキなどの花粉に対するアレルギー反応により、くしゃみ、鼻汁、鼻閉、眼のかゆみ、目の周りや結膜の発赤、流涙、顔面の赤み・かゆみ・腫れなどの皮膚症状、頭痛、微熱、倦怠感などの全身症状などがおこるものです。

花粉症は初期治療が大切です。花粉飛散開始日より2週間前から経口薬を開始すると、季節初期の症状がよく抑えられることが報告されています。このため、2月上旬から中旬には内服を開始することが望ましいと考えられます。

当院でも内服薬や点鼻薬、点眼薬の処方が可能です。気になっている方はお気軽にご相談ください。

高血圧

高血圧とは、安静状態での血圧が正常値よりも高い状態です。診察室で上の血圧(収縮期血圧)140mmHg以上、下の血圧(拡張期血圧)90mmHg以上で診断されます。

病院では緊張してしまい、血圧が高めに出てしまう方もいらっしゃいます。このような方には、リラックスできる家庭で血圧を測定していただき、この値を優先することもあります。家庭血圧での診断基準は、収縮期血圧135mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上となっています。

高血圧は一般的にほとんど自覚症状がありません。症状を出さずに血管を傷つける(動脈硬化)病気と言えます。動脈硬化により血管の内腔が狭くなると、脳梗塞や認知症、狭心症・心筋梗塞、腎不全、視力障害、EDなどにつながります。

また、動脈硬化によって血管壁が硬くなると血管が破れやすくなり、脳出血や大動脈解離など、重篤な病気を誘発します。このため、他の病気を予防するために、症状が出る前から治療を開始することが大切です。

健診で血圧が高めと指摘されたら早めに受診し、適切な治療を行うことをお勧めいたします。

脂質異常症

血液中に含まれる脂質には、HDLコレステロール(善玉)、LDLコレステロール(悪玉)、中性脂肪などがあります。LDLコレステロール・中性脂肪が過剰な状態が続く高脂血症と、過剰な脂質を回収してくれるHDLコレステロールが少ない状態を合わせたものが脂質異常症です。脂質は血管の壁に溜まり、動脈硬化を進行させます。

脂質異常症に自覚症状はありませんが、プラーク沈着による血管の狭窄や、プラーク破裂による血管閉塞を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中など深刻な疾患を突然引き起こすことがあります。

健康診断で異常値を指摘された方は、すぐに受診を検討してください。

糖尿病

食事をすると血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)は一時的に高くなりますが、インスリンというホルモンが膵臓から分泌されることで、全身の臓器に取り込まれ正常値に戻ります。

ブドウ糖は全身の臓器でエネルギーとして利用され、一部は体内に蓄えられます。インスリンの分泌量が少なくなる、もしくはインスリンがうまく機能しなくなると、ブドウ糖を全身の臓器にうまく取り込むことができなくなり、血糖値が高い状態が続きます。このような状態が糖尿病です。

血糖値が高いまま持続すると血管は傷つきます(動脈硬化)。細い血管の動脈硬化は視力障害・失明や腎不全を、太い血管の動脈硬化は心臓病や足の壊疽などの合併症を引き起こします。これらの糖尿病合併症は、ある程度まで進行すると元の状態に戻すことはできません。

しかし、糖尿病の治療をきちんと行い、血糖値が良好な状態を維持できれば、合併症の進行は抑えることができます。このため、早い段階で治療することが大切です。

健康診断で糖尿病の可能性があると指摘を受けた方は、ぜひ一度受診ください。

高尿酸血症

尿酸値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と診断されます。通常は無症状なことから、健診で指摘を受けても病院を受診せず、そのままにしている方も多いようです。

しかし尿酸値が高い状態が続くと、突然足の親指が腫れて激痛を来す痛風発作や、尿路結石のリスクが高まります。また、血管が障害され、高血圧や腎不全、脳卒中、心疾患などのリスクが数倍に増加することが報告されています。